バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

カオモックガイは結構当たり外れが大きい気がする

 タイでは南部から広まったと見られる鶏料理に「カオモックガイ」がある。

f:id:Tan-BKK:20161222083311j:plain

典型的なカオモックガイ。

 先日はカオマンガイを紹介した。

tan-bkk.hatenadiary.org

note.com

 このはてなブログとnoteは毎日更新しているので、ネタが被ることが多々ある。内容は変えるようにしているけれども。noteはなんとか有料に持ち込みたいので、ちゃんと書いているというか。はてなの方ももちろんちゃんと書いているし、記事に対する責任感もあるが、こっちはどちらかというと本音に近いことを書いたり。

 それで、カオマンガイの話を書いていて思いだしたのが、カオモックガイだ。イスラム料理のひとつになっていて、ドライカレー的なスパイスのご飯と鶏肉で食べる料理で、オレの中ではタイ鶏飯の双璧って感じだ。

 ただ、必ずしも鶏ではなく、店にとっては牛肉もある。

f:id:Tan-BKK:20161222083317j:plain

カオモックヌア。

 牛肉なので鶏(ガイ)ではなく、牛肉(ヌア)なので、カオモックヌアだ。ただ、タイの一般的な食堂は牛肉が固いので、これこそ当たり外れが大きいが。

goo.gl

 まだやっているかどうかわからないが、上記2枚の画像はこの「サイアム」という、カオモックガイ専門店みたいな店のものだ。前職で客先に行くときによく寄った。でも、この店はサイアム・パラゴンとかに支店があるみたいなので、わざわざここに行く必要がなかったりして。

f:id:Tan-BKK:20161222090423j:plain

サイアムの外観。

 そもそもここはタイ語しか通じないし、注文も基本はテーブルの紙に書く。一応メニューが書かれてはいるので数字を書き込みだけだが。

f:id:Tan-BKK:20161222084507j:plain

サイアムの注文書。

 カオモックガイの当たり外れは、カオマンガイの米と同じで、ひどいものだとぱっさぱさで食べられたものじゃない。とはいっても、外観で当たり外れがわからないのも厳しい。

 あと、カオモックガイは甘いタレがつくのだが、これもどうにかならないかな。もうちょっと辛いとか塩っぱいとか、そういうのがオレはいいと思うのだけれども。

 カオモックガイはチャトチャック・ウィークエンドマーケットにもある。ブースの住所は忘れたが、市場中央にある時計塔の東側の通路を入ってすぐにある。

f:id:Tan-BKK:20170325152531j:plain

サマン・イスラムの正面。

 この店の名前は「サマン・イスラム」だ。クイッティアオとか、ほかのご飯ものもやっている。イスラムとつくくらいなので、南部料理系の店である。チャトチャック・ウィークエンドマーケットがここに移転してきたのが1982年とかそんなくらいだ。そのときからこの店はここにあるそうなので、もうすぐここで40年になる。

 ボクも初めてのタイで、初めてのチャトチャックのときにここで食べた記憶がある。当時は時計塔周辺はもっと広々していて、この店も外の食堂とそれほど値段は変わらなかった。そう、この店のネックは料金にある。

f:id:Tan-BKK:20170205133402j:plain

サマン・イスラムのカオモックガイ。

 カオモックガイは最近は1皿50バーツくらいが相場だ。しかし、この店はなんと150バーツとなる。量は別に多いわけでもない。悔しいが、おいしい。これでまずかったら、二度と来るか! で終わるのだが、そこそこにおいしいから終われない。

 何気にカオニヤオ・マムアン(マンゴともち米)もあったり。以前は4月くらいにしか食べられなかったのに、最近は通年で食べられるタイ・スイーツだ。でも、これも高いけどね。