バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ホニャララってなんかタイ語みたいだな

 クイズとかで、問題の隠している部分を「ホニャララ」って言うのが、ずっと「年の差なんて」が最初だと思っていた。でも、調べたら久米宏が最初みたいだね。

 しかし、このホニャララって、なんかタイ語みたいだ。そんなタイ語、ないけれども、感じとして。

 最近はあまり言われなくなったけれども、タイ人が知っている日本語は「コボリ」と「狭くて」だったな。「メナムの残照」に出てくる日本の軍人コボリと、酔っ払いが千鳥足で来たからオレが蹴るというタイ語が狭くてと同じだと。コボリは名前だから日本語とは違うし、あまり「狭くて」なんて言わないし、全然発音とか違うし。

 こういうのは旅行のときだと「なにそれ!」で笑えるけれども、住んでいるとただのイライラにしかならない。タクシーの乗車拒否とか、道がわからないとかもそう。住んでいると年間に何十回何百回とそれに遭遇するので、ホント対応するのが面倒だ。

 カラオケとかゴーゴーバーも面倒で行きたくないのも似たような理由で、初対面の子に訊かれるのが「なんでタイ語ができるの?」だ。誰か履歴を書けるTシャツとか作ってくれないかな。15年くらい前にバード・トンチャイが「コン・マイミー・フェーン」(だっけ?)って曲をヒットさせてたとき、そういう書き込めるTシャツがあったはず。ああいうやつを作ってほしいな。そうすれば、いちいち説明しなくて済むし。

 最近はだいぶ減ったが、タイの歌とか、タイ人の会話を聞いていると、空耳アワーみたいに、日本語に聞こえるというのは確かにあったな。タタヤンの「マレーング」って曲だったかな。あれは実際にタモリ倶楽部空耳アワーになってたような。マイソッサイがミソ臭いに聞こえるとか、そんな内容だったような。

 聞き間違いというか、そもそも聞き取れてないことも最近よく感じる。子どもとの会話だ。子どもの世界の話なんてアニメとか、学校での会話とかそういうものなわけだけれど、前提とかすっ飛ばして話し出すからな。

 幸い、うちは子どもとの会話があるので、話す機会はいっぱいある。娘ももう今年は中2だけれども、姉(オレの実姉ね)の子どもたちもうちの娘と同世代だが、父親とあまり会話がない感じだった、去年日本行ったときに見てたら。

 これはタイっていう国柄もあると思う。もちろんタイ人の子どもにも反抗期はある。でも、親に対して、特に娘が父親を無視するってあまり聞いたことがない。だから、その点でもタイで結婚してよかったなと思う。

 あと、タイもだいぶそうなんだけれども、日本なんか子どもがパパ・ママって呼ぶの、普通なんだよね。あれもないわ。オレ、絶対パパなんて呼ばれたくない。パパって柄じゃないし。だから、オレは「オトーサン」か「ポー」で呼ばせている。アムもメーって呼ばれているし、ホント、パパママが定着しなくてよかったわ。