バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

コーンビールって

 最近のタイのコンビニはビールが増えてきたね。

 初めて来た1998年はシンハとビアチャン、ハイネケン、クロスターカールスバーグくらいだったかな。リオってどうだったかな。外国から輸入したビールってなくて、全部タイ産だったとはず。カールスバーグは今は輸入物のはずだけど、当時はチャーンの会社が作ってたんじゃなかったっけ? あれ、クロスターの方かな?

 ビールじゃないけど、2000年代初頭は日本酒もあったね。「忍」ってやつで、ビールの冷蔵庫に入っていた。全然おいしくないんだけど、小瓶で安くて。30バーツしたかしないか。あれ、20バーツとかだったかな。ビールより安いって印象が残っている。いつの間にかなくなったけど。

 忍は復活してほしいけど、今だと通用しないかな。あのころはタイで和食なんて高すぎて行かなかったし、そもそも身の回りになかったし。だから、忍は本当に重宝したし、ありがたかったな。

 98年、99年とかはビール以外ならその忍か普通に「メコン」とか「センソン」とかの謎のウィスキーを飲んでたもんだ。そのあと、ウィスキーは「100パイパー」になって。最近好んでパイパー飲んでいるわ。懐かしくて。飲むとあのころを思い出す感じ。おっさんになったんだな、オレも。

 そう考えると、そのうち「アーチャー」とかわけわからんビールが表れ、「チアー」だとか、いろいろ出てきて。で、いつの間にか「ビアラオ」がコンビニに普通に並ぶし、2018年くらいから「バドワイザー」まで来るしさ。バドはちょっと勘弁だったなあ。オレはバドはベトナムで飲んで、おおタイにないビール! ってやるのが好きだったんだ。

 そして、やっぱり2018年とかからシンハやチャーンがクラフトビール系の缶ビールを出し始め。シンハは「est.33」があるので、それを商品化はわかるけど、チャーンとかチアーがなんでなんだろうな。最初まずかったけど、今だいぶよくなっている。チャーンも98年とかクソまずかったもんな。発泡酒みたいで最悪の味だった。でも、10年くらいしてだいぶよくなり。クラフト缶も10年かなと思ってたけど、思いのほか早く軌道修正してきた感じ。

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コーンビールのデザイン。表?

 それで、昨日コンビニに行ったらこんなのもあった。クラフト缶が出始めたころからあった気もするけど、初めて手にした。「コーンビール」ってなんだよ、と。

 で、飲んだら、本当にコーンの味だった。いや、味というか鼻に抜ける香りがトウモロコシだ。なんだろうな、これ。どこかで体験したような味なんだよ。トウモロコシ食ったときの風味って言ったらそれまでなんだけど、なにかどこかで食べたものもこんな味がしたような。なんだろうな。

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コーンビールのデザイン。裏?

 とはいえ、これが案外イケる。むしろシンハとかチャーンのクラフト缶よりは全然いいと思う。今後しばし家飲みはこれかな。って、家で普段飲まないけど。数ヶ月に1回くらいかな。次回家飲みはソンクラーンのときになると思われ。