バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

東南アジアが鋭角すぎる

f:id:Tan-BKK:20200318014439j:plain

ガラガラのスワナプーム。

 外せない用事のためにハノイに来ている。

 出国時の空港はとにかく空いていた。スワナプームがオープンしたときくらい空いていた。外国人も減っているし、海外に行くタイ人も減ったからだ。便数も減っているしね。

 今回はベトジェットを使ったのだが、チェックイン時にベトナム政府のサイトで健康診断の自己申告を送信して、そこに表示されるQRコードなどを見せろと。そうじゃないとチェックインできない。

 ところが、座席番号もわからないとチェックインできなく、カウンターに並んでいるんだからウェブチェックインしていないわけで、座席がないわけよ。どうするのと言うと、チェックインさせてくれて、座席が決まり、それを打って送信したら、そのQRを見せるみたいな。意味わからんよ。

 で、こうなると不安があるので、万が一のために米ドルを用意しておこうと両替所に行っても、両替所がやっていない。幸い、地下のエアポートリンクの改札そばのスーパーリッチとかはやっていた。出国後の免税店近辺も両替やっていない。タイパニットがひとつだけ開いていたくらい。

 出国審査は全然人がいなかったので楽だった。

 で、フライトは普通に行ったのだけれども、機上で紙が配られて、健康診断の自己申告を。って、ウェブで送っているのに、同じものを出すことになった。でも、ノイバイ空港は、というかタイからの便というのもあって、全然並ばず、簡単に入国できた。これまでのベトナム渡航でむしろ一番簡単にベトナムに入った。

 ただ、ホテルは面倒だった。14日間のいた場所を書けと。オレなんか、ずっと家にいるからな。非アクティブすぎて逆にホテルの人に理解をしてもらえず。紙にバンコク滞在って14回書いたわ。でも、最後にその紙にサインしたので、公安に送るんだろうな。それなのに、2日目の夜に宿に帰ってきたら、また機上で書いたのと同じものを書かされた。たぶんだけど、最初の紙を公安に出し、再度申告書を出してきたのかもね。このホテル、たぶん泊まっているのオレだけだし。チェックインのとき帳簿が見えたんだけど、この数日間で名前が記入されているのオレだけだったもの。

 昨晩の3日目は在住の友人と飯に行って。夕方まで部屋で仕事をして、外に出たんだけど、そこからがすごい。鋭角すぎて。

 まず、ベトナムは14日以内にASEAN滞在者は強制的に14日間隔離らしい。だから、4日目の今日、もしかしたら外に出られなくなるかも。

 そして、タイはバンコクのエンタメ系施設は全部強制休業に。バーとか、映画館とか。もっと言えば、県境を越えての引っ越しも禁止だってさ。やばいね。あと、ビザなしは入国できないって。とりあえずオレはビザがあるからいいけど、でも入国管理官の判断によるし。もしかしたら、タイに帰国できないかも。

 マレーシアとラオスも外国人が入れなくなったみたいだし。最悪、ラオス経由で陸路で帰るかなと思ってたけど。ただ、よく考えれば、フライトできなくなったら陸路でもタイに入れないよね。

 どうなっちゃうのよ、オレ。