バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ガジアップが好き

 グラジアップっていう果物なのか花なのかがあって、それから作ったジュースが好きだ。グラジアップ、ガジアップとかそんな呼び方で、直訳するとハイビスカスらしいんだ。どう作っているのかはわからないが、これのジュースがある。

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タイの手作りジュース。

 画像の黄色と白い飲みものの間に赤っぽいのあるでしょう。これがガジアップだ。甘酸っぱくて、いくらでも飲める。なんなら果物ジュースの中でオレは一番好きかな。

 イメージとしては、駄菓子屋で売ってたスモモのパックみたいな。着色料たっぷり入っていそうな、四角いパックに入ってたやつだ。夏場は凍らせてあって、それをかじりながら遊んだものだね。あの赤い汁にガジアップの味が似ている。むしろ、あのスモモを想起させるから好きなのかもしれない。

 こうやって書いててふと思ったんだけども、梅ジャムってあったじゃない? あれ、最後に食べたのいつだろう。駄菓子屋ででっかいせんべいみたいなの買って(なんて呼んでたっけ? イカせんべい? タコせんべい?)、あるいはソフトせんべい買ってさ。梅ジャムを塗って、10円くらいのベビースターみたいなのを振りかけて、サンドイッチにして食べた。

 で、オレが梅ジャムを食べたのは高1が最後だと思う。文化祭のときに商品だったか景品で梅ジャムとそのせんべいを出そうとしたら、見回りの教師が着色料が入っているからダメだって。ホント、教師っていうのはバカがなるのかなと改めて思ったわ。これほど説得力と意味のない説明ってあるかなと。喰った瞬間死ぬんか?

 話をガジアップに戻すと、オレがこの飲みものに出会ったのは2001年とか2002年か。パンティップの前のシロップを並べている店で買ったのが初めてだった。

 なんでこれを飲んだのかというと、当時は夜遊びが過ぎていたのもあって。というのは、今は知らないけど、当時はこのガジアップのジュースが性病予防に効果的だって話があった。ホントかどうかは知らんし、オレが性病だったわけでもないんだが、あくまでも予防のために。

 それで飲んでみたら、スモモの味だもん。オレはしばらくガジアップはスモモだと思っていた。しばらくって、ライターになるときだから2011年くらいまで10年近くそう思い込んでいた。

 ガジアップのジュースは外国人向け、あるいはそこそこにちゃんとしたレストランには置いていない。なんでだろうね。ココナッツの実をくり抜いたクソまずいのは置いてあるのに。スイカジュースとかなんかより絶対ガジアップの方がおいしいのにさ。オレの中のタイ七不思議のひとつだわ。