バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ベトナムは徐々に規制が緩やかになっているらしい

 先月のベトナム滞在で、なかなかピリピリした雰囲気を感じてきたけれども、この厳しさがうまいこといったのか、その後のロックダウンも徐々に緩くなっているようで、ハノイは飲食店が再開したり、企業の在宅勤務も解除されてきたみたい。

 まあ、ここから完全に押さえ込めるかは政府と国民の意識次第だろうし、まだしばらくは外国人の入国はできないんだろうけど。

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3月20日昼間のハノイ

 ニュースを見たら、ベトナムのウィルス検査薬がWHOの承認を受けたとか。検査時間は若干かかるものの、WHOの基準を満たしているし、陽性陰性判定も100%なんだとか。

 この騒動で世界の情勢とか関係が大きく変わると思っていたけれど、ベトナムはそういう意味ではそれなりの地位を築くチャンスを掴んだ感じだな。東南アジアの中では初動も早く、結果も出しているし。

 特にベトナム社会主義国であるから、政府がこうと決めたらすぐに実行できる強さがある。タイは違うとはいえ、病気の蔓延とかに関する恐怖とかがあるので、今回の騒動でも国民ひとりひとりの意識が違うというか。

 逆に日本が危ないね。すでに日本の民度の低さとかはすでに東南アジアでは知られていることではあるけれど、この騒動でさらにそれが露見したというか。政府もひどいけど、国民もひどいよ、報道を見ていると。

 2月の段階で客船絡みでいろいろあったのだから、そこで対策を取るチャンスもいっぱいあったはずなのに、初動が遅れて、今になって爆発的に増えているじゃないか。タイなんか一桁二桁まで落ちてきているのに、いまだ300人近くは新規感染者がいるでしょ。日本在住の友人と話してたら、減ってきたって認識みたいだね。確かに先週とかが500人ずつ増えていたから、そこからしたら半減したとはいえ、それでもまだ新規感染者が治癒者を上回っている。国民ひとりひとりの意識が低いんだな。

 この感染拡大は世界規模だから、終息も世界同時にということになるでしょうよ。地域別に言えば日本よりも東南アジアの方が早く落ち着いてくると思う。でも、東南アジア地域の行き来ができるようになったとしても、日本からはお断りってなる確率が今のところ高い気がする。

 先月のベトナム滞在時でもそうだったもんな。オレなんか日本で生活していないけど、パスポートが日本だからイコール日本から来たと思われるので、ホテルとか諸々でいちいち説明しないといけない。だから、日本がどうなってもいいんだけど、とはいえまったくの無関係ではいられない。ホント、どうにかなんないかねえ。