バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

寒いのも大変だが暑いよりはマシだな

 タイは雨季に入ったのだろうか。本来ならもう学校も始まっているし、雨季に入っているはず。でも、雨はそんなに降らないし、学校も始まらないし、家の中がとにかく暑苦しい。エアコンも効かないくらいに暑いわ。

 東南アジアは常夏というイメージがあるけれども、決してそういうわけではない。日本のように明確に四季があるわけではないし、実際に暑い期間が長いのは事実だ。また、気温が低い時期も日本ほど寒くないというのはあるけれども、現実的に気温が低くなるときはあるし、暑い期間が長いことからその気温差に体感的に極寒に感じることもある。

 タイなら12月は例年、だいたい寒い。中旬くらいからだんだん涼しくなって、クリスマス前後がマックスという感じかな、ここのところは。年末年始は寒いときもあれば、気温が上がり始めることもある。また、中国から寒波が降りてくると1月下旬とか2月に一度気温が下がることもある。

 寒いと言っても、バンコクならよほど寒いときでも20℃切るくらいかな。15℃切るとかなり寒い年と言える。チェンマイなら15℃切るのはよくあることで、山間部の早朝なんかは氷点下になることもあるようだ。

 東北地方も12月や年末年始は結構寒くなる。それでも15℃切ることは珍しいかな。タイだとだいたい16℃切ると凍死者が出始める。毎年凍死者のニュースはないので、おそらく15℃を切ることは比較的珍しいのではないかな。

 だから、12月に地方に行く場合は案外厚着をしないといけない。この時期はバンコクでもニット帽なんかが売られている。

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ビッグCでニット帽を買った。

 ただ、先にも書いたように、暑い期間の方が長いこともあって、防寒着関係はダサいのしかない。都心のおしゃれな店に行けばあるんだろうけど、普通の市場などではまずダサいのしかない。そもそも寒さを防げるのかどうかも疑問だ。

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ハノイで買ったダウン。

 ハノイなんかはバンコクと比較したらムチャクチャ寒い。寒い期間もバンコクよりは長いので、市街地に防寒着が結構売っている。ダサいのも多いけど、ノースフェイスのダウンとかもあったりする。よく見ると全部ニセモノなんだけれども。

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ハノイ。何年か前の3月。

 この前の3月もハノイは寒かった。でも、数年前の3月はもっと寒かった。画像のように日本の真冬に切るようなジャケット着てもなおきつい感じだった。

 ただ、オレとしては暑いよりは寒い方がいいかな。暑いとなにもする気がなくなるけど、寒い場合はそういう気にならない。気候が変動して、バンコクも寒い季節が増えるといいなとよく思う。