バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ピーポーってゼリー

 スーパーとかコンビニに子どもの菓子で、果汁のゼリーが売っている。人気なのがピーポーという商品名の。

 ビッグCとかだとほかのメーカーもあるんだけど、全然味が違うんだよね。おいしくないんだ、ほかのは。なぜかピーポーがしっくり来る。たぶん、ほかの人も同じように考えていると思う。夜間外出禁止でやや物が少なくなったときに、ピーポーは売り切れたけど、それ以外のメーカーはいつまでも売れ残っていたし。缶詰とかインスタント麺とかも、売れ筋は売り切れるけど、そうでないやつはいつまでもなくならない。こんな非常事態にもタイ人はグルメなんだなと思ったわけで。

 そんな果汁ゼリーだが、アムがピーポーって話をし出すと、いつも聞き返してしまう。というのは、タイ語でカバは英語のヒポポテマスがそのまま使われる。あるいは、ヒポーって言うので、オレの悪口を言っているような気がしてきてしまって、は? ってなるんだよね。

 とりあえずこのピーポーはそのままではおいしくないので、冷やして食べる。うちは凍らせてしまう。ところが、20個とか30個くらい入っている袋を未開封のまま冷凍庫に入れておくと凍ることがほとんどない。だから、凍らせるためにはとりあえず封を切っておく。

 しかし、封を切って置いていても、凍る個体と凍らないものが出てくる。ピーポーという同じ商品、同じ袋の中にあるのに。味は紫のグレープ、オレンジ色のオレンジ、赤はストロベリー、緑はメロン的な、そして白はなんだろう。ライチかな。色によって凍る凍らないがあるならわかるけれど、同じ色でも凍る場合と凍らない場合がある。これ、成分、大丈夫なのかね。

 ゼリーというと、かつて蒟蒻ゼリーってあったよね。あれはオレが20歳前後かな、流行ったの。でも、弾力がありすぎて喉に詰まってって話なかったっけ?

 って、調べてみたら、蒟蒻ゼリーって一番有名だったマンナンライフは存続しているし、系統的な商品はあるみたいだね。でも、欧米などでは蒟蒻ゼリーが全面禁止だって。あの弾力がいいんだが、確かに危ないっちゃ危ないか。

 マンナンライフのコマーシャルに出ていた、太田有美が大好きだったんだよね、当時。渋谷系裏リンゴとかに出ていて。全然映らないけど、オレには輝いて見えた。

 ピーポーもね、蒟蒻ゼリー並みに弾力があれば凍らせなくてもいいんだけど。しかし、なぜ個体によって凍る・凍らないがあるんだろうか。怖くなってくるね。