バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

息子の誕生日はゴジラのフィギュアだった

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ガメラゴジララドン

 息子の好き遍歴が結構変わっていて、爬虫類から始まり、救急車、サメ、蒸気機関車、あとナントカってモンスターの研究会みたいなの、そして今ゴジラに。間に細かいのがちょこちょこ入っているけれども、だいたいこんな感じだったかな。

 だから、誕生日とか結構注意が必要だ。前々から用意していると、いつの間にか好みが変わっているので、全然喜ばれない。見てわかる通り、動物というか生きもの(というのかな)から生きものへの興味の変化が最近のゴジラとその手前のヤツで、それ以前は生きものから車とか列車が挟まっているので、ホント危険だ。

 ゴジラ好きも最近知ったくらいで。そして、なんか息子の集中力がすごいのか、YouTubeタイ語版がすごいのかわからないけれども、案外深く掘り下げている人がいるんだね。蒸気機関車のあたりからその片鱗は息子にあったけれども、とにかくすごい。

 なにがすごいって、ハルオ・ナカジマ(だったかな?)って知っている? とか訊いてきて。誰って訊いたら、ゴジラの中にいる人だってさ。知らんわ。しかも、動画を一緒に観ていたときに、この中もハルオか? って訊いてみたら、「いや、この映画は1975年の作品で、ハルオ・ナカジマは1972年に引退しているから違う」って。年度とかは違うかもしれないけれど、息子が言っていたことをあとで調べてみたら本当だったよ。

 監督の名前とか、東宝の初カラー怪獣映画はなんだとか、この怪獣の身長は何メートルでとか。タイのユーチューバー、どこまで掘り下げているんだよ。俳優の名前まで憶えているから、むしろ息子はオレの父親と話が合うんじゃねえか?

 で、そんな流れで一緒に東宝の公式チャンネルかなんかで、ゴジラ映画のコマーシャルを初代からシン・ゴジラまで順番にアップされていて、それを観ていたら、意外とおもしろい。映画自体は長すぎて観ていられない気がするけれども、予告編自体はかなりおもしろい。「世紀の対決」といった表現が毎回出てくるけれども、もう出まくっているからさ、後半はボージョレヌーボーの品評みたいに、今世紀最大を言い換えながら無理矢理作っている感じで。

 あと、前半は結構白人俳優が出てくるのね。今のタイの芸能界みたい。それから、初代以外は大体対決ものなんだけれど、途中から少年が「ゴジラ、助けて!」って叫ぶ。10作目を過ぎたあたりからかな。なにがあって、いつの間にゴジラが人類の仲間になっているんだよ。

 それから、ゴジラではないんだけど、円谷プロの10周年記念作品がダイゴローってカバの怪獣なんだよね。あんなん、俳優さんたち、よく笑わないで撮影できるなってくらい。予告編がムチャクチャおもしろい。予告編で結末言っているしね。冒頭では「莫大なエサ代がかかる」って。飼われているのかよ。そのくせ、ダイゴローは南の島に住んでいるみたいだし、設定がムチャクチャだ。

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 東宝以外でも怪獣映画が撮影されていて、それらのキャッチコピーとか謳い文句とかもそれぞれに特徴があって、これがなかなか観ていられる。夏休みに観てね、とか、地球最後の日、を連発していたり。一番おもしろかったのは、近日完成、かな。完成してから予告しろって。笑えるわ。

 って、結構怪獣映画にハマりつつあるな、オレも。