バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

マスクしないとなにもできないタイ

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マスクがなかったから

 規制緩和が進んでいるとはいえ、どこに行くにもマスクがないと入れない。この前、久々に鳥波多に行くってことになって出かけようとしたら、いつもの黒いマスクがなくて。アムがこの前出かけたときに自分のカバンに入れてしまって、そのまま学校に子どもを迎えに行ってしまったから。

 それで仕方なく家を漁ったら紙のマスクがあったので、それを持って家を出た。数年前、いや10年も前に買ったやつだと思うけれど、アムが家の中で紛失して、それが出てきたので。とにかく時間がなかったので、そのままそれを持って家を出たわけよ。

 そして、駐車場を歩きながらマスクをしたら、なんか小さい。布マスクはもうちょい大きいから、ウィルスを防げるとは思わないけれど、とにかくしていればいいので、ちょうどよかった。でも、この紙はやや小さいというか、フィットしているというか。ひょっとして子ども用なのでは? 子ども向けのマスクもその10年くらい前の豚だか鶏のインフルエンザのときに買っているし。

 でも、帰るのも面倒だし、とつけたまま歩いてゲートを出たら、ちょうどアムが神殿を乗せて帰ってきたわけ。で、もう結構手前から車内から爆笑の声が聞こえてくるの。やっぱ合ってないんだなと、その時点でわかったけどさ。

 オレの横で車停めて、なんちゅうマスクつけているんだ、とアムが。なかったんだからしょうがないだろと。これ子ども用? って訊いたら、「たぶん大人も大丈夫だけど、アンタの顔が大きすぎるんだろ」と。写真撮ってフェイスブックに上げていいかとまで。ときどき、アムがオレの画像をSNSに上げて弄っているんだよね。そして、そういうときのアムの友だちからのコメントも伸びる伸びる。

 娘もゲラゲラ笑っていたが、そのあとに「なんか服のセンスがイサーン人みたいだ」だってよ。今、服関係ないだろうが。弄るならマスクだけにしてくれよ。最近、ガルーダのプラクルアンをして歩いているけどさ。娘からすると、それだけでなく、オレがアロハっぽいシャツの前を全開で、かつハーフパンツってのがツボっていたらしく。そんなに変かな。

 なんかそれがずっと頭に残っていて。で、食事が終わって帰ってきたのが22時過ぎくらいで、学校は今は1日おきだから、翌日休みなので娘もまだ起きていた。それで、「お父さんはそんなにイサーン人っぽいか?」と訊いてみた。ちなみに、オレはパパとは子どもたちに呼ばせない。気持ち悪いでしょ。オレはパパって柄じゃないし。かといってポーも変なので、オトーサンと呼ばせている。

 したら、娘が「違うよ、そういうことじゃないよ」と。そして続けて「なんていうか、イサーンの村とかの若めの村長みたいな感じ」だって。全然違くねえじゃねえか。