コラートの事件
こんな記事を書いた。
ていうか、もうウィキペディアのページもできているのね。
制圧されてすぐに書いたから詳細は徐々に解明されるのかもしれないけどさ、まあひどい事件だ。ちょうどアムがコラートに帰っていたので、巻き込まれる可能性だってあった。
なによりひどいのは、昨日かなんかの司令官の記者会見ね。
軍を責めないでワタシを責めろって、中学生のかっこつけ坊主みたいじゃないか。安心してほしい。みんなオマエも軍も責めるから。寝ぼけてるのかな、この人。発端となった上官と義母はこの際どうでもいいとして、27人が殺されているわけでしょう。自分を責めろって言うなら、どんな責任の取り方があるのでしょう。
タイは本当にしょうもない事件が多い。残念ながら、人間として成熟していない人が多くて、基本的にはいろいろなことを人のせいにしたり、八つ当たりをしたり。まあ、そのあたりはやっぱり教育とか、社会の成り立ちとかが関係するんじゃないかな。日本も変わらないけどさ、そういった民度低めの人間が多いのは。
タイは特に権力者や富裕層がすべてを持っていて、反乱が起こらないよう、押さえ込んでいる感じがする。それがバカを培養しているという結果になっているという印象を受ける。そして、飼いきれなくなったバカが事件を起こす。
かつてのなにもないタイだったらそんな社会でやっていけたのかもしれない。でも、今はネットで世界中の情報が手に入るようになって、タイの一般大衆もバカでいることができなくなった。そんな中でできてしまった社会の癌というか膿って感じだろうな、今回の事件は。
きっとこれから続々とこういった事件が起こるとオレは思う。すでにそうでしょう。先月の金行強盗もそうだったし。元々ヤバいのが多い国なんだから、これからもっと危なくなると見ているよ、オレは。予想が外れることを祈るばかりだけれども。
今回は無駄に辛口に。アムの故郷であるし、オレもアムと知り合う前から縁があってよく行く場所でもあった。DACOでも2号に渡ってコラート特集を組ませてもらったし、Gダイが1回か2回だけ電子書籍版で出したんだけれども、そこでもコラート特集を書いた。
だから、人ごとではない気がしてね。今回の事件には本当に怒りを感じる。
そういえば、報徳堂の訓練って言われて連れて行かれたのもコラートの軍事施設だった。パクチョンの辺りで、地獄だった。ホント、オレはコラートにいろいろ縁があるんだな。
稚拙な文章だけれども。でも、20年近くタイに関わっているといろいろやっているな、我ながら。最終日なんてめちゃくちゃブログ内容が短いし。嫌だったんだな、よほど。
アムもなんだかんだ言って田舎に帰りたいと、ほかのイサーン人と同じことを心の中では思っているっぽい。だから、オレもいつかコラートに引っ越すんじゃないかなとも思っていたし。そこまで夫婦が続くかどうかはわからないけどさ。