バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

自撮りの裏側で

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自撮りがタイ人は大好き。

 タイ人は自撮りが好きだけれども、そもそも写真が好きだし、自分が好きってのがある。前職でシンガポールに社員旅行で行った際、まだ携帯のカメラはあまり性能がよくなくて、みんなコンデジを持ってきていた。で、1日でバッテリーがなくなるほど撮っていて、よくよく聞いてみれば2泊3日のツアーで、全部で500枚くらいは撮ったって聞いた。女子が10人くらいだったけれども、そこまで撮るものないじゃないの。

 あれなんだな。40代アップの人は小学校くらいまでは写真なんてそうめったに撮るものじゃなかったじゃない? その感じなんだと思う。カメラを向けられるとテンションが上がって写りに行ってしまうみたいな。使い捨てカメラが出るまではそんな感じだったよね。タイ人もそういう感じなんじゃないかな。

 それにしても飽きずに投稿をするし、SNSってのはホント東南アジア人のためにできたのではないかって思う。うちのアムもせっせと投稿しているわ。もうスマホを持ち始めて10年くらい経つのに、いまだ飽きずにやっているってのはすごい話よ。

 なのに、不思議でしょうがないのは、アムはインスタはやらないんだよな。インスタの方がアムに合っているような気がするんだけど、でもいまだにフェイスブックしかやっていない。

 自撮りっていうくらいなので、基本的にはアムも自分で撮ったりしている。手を伸ばして撮ったり、どこかに立てかけてタイマーで撮ったり。

 でも、たまにそういうアングルじゃないものがある。そういうのは、だいたいオレか娘が撮ってる。最近はオレには頼まない。なんかアムの好みに合わないらしく。一応ああ撮れこう撮れって言うんだけど、オレは言うことを聞かないからってのもあるんだろうな。娘はもうそれこそ幼稚園くらいのときからやらされているわけよ。

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娘が小1くらいのとき。

 今は中2だから、もう長いことやっているのね。で、たまたまそのころの画像を見つけた。撮らされているなあと。もしかしたら小学校低学年のころかもしれない。

 隣に立つ息子も黙って撮影が終わるのを待っている。この息子の背中の哀愁というか。まだ2歳とか3歳とかそれくらいだと思うよ、このころ。なのに、この背中の雰囲気。

 よくこの状況でアムもポーズを取っていられるな。さすがだわ。こんなに毎日毎日いっぱい撮ったってなんにもなりゃしないのに、よくやるわ。暇の極みって感じだな。うらやましいわ、逆に。