バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ついやりたくなること

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鏡で遊ぶ。

 なんか、子どものころ、志村けんの番組でコマーシャルに入る前だったか番組の中で鏡を使って変顔をするというか、宙に浮いたりするのをやってたのを今でも憶えていて、鏡を見るとうずうずする。

 これはたぶんバンナーのセントラルデパートだと思う。1階のクツ売り場の柱が鏡になっていて、隙があればこれをやりたくなる。で、あるとき実行した。こういうのは国に関係なく、子どもに受けるんだよな。娘もバカ受けで、何回もやって遊んだ。クツを買うわけでもなくただ遊んで帰るだけ。

 こういうの、うずうずしちゃうんだよなあ。最近だと、zoomで会議みたいなのになるじゃない。そういうときも、複数の人が顔だけ映っててまじめに話しているのがだんだん我慢ならなくなる。こういうときにいきなり大声を出したくなったり、見えない部分だけ、たとえば下半身とかズボンをわからないように脱いでいくとか。あとはこんなご時世なんで、マスクをしつつ、途中でマスクを目にかぶせて延々まじめに参加するとか。

 みんなよくそんなことを思わずにやっていられるなと思ってしまう。打ち合わせとか、そういうときほど、目の前の熱いコーヒーをいきなり顔にかけたらどうなるだろうとか考えて、やりたくてうずうずしてしまう。会社員のときはホントつらかったな。営業職だったから、客先に行くことも多いし。オレなんかはほとんど仕事の話をしないで延々雑談していたんだけども、そういうときはなんとも思わない。まじめにやっているときほど、その瞬間をぶち壊したらどうなるんだろうって衝動に駆られる。

 まじめで、かつ偉い人ほどやってみたくなる。特に怖い人よりも優しい人とか。怖い人は逆に言えばわかりやすい。すぐ起こるんだから、そんな予想できる結果はつまらないわけ。でも、優しい人、普段怒らない人、あとは仕事上良好な関係にあればある人ほど、オレがいきなりそんなことをしたらどうなるか知りたくなる。嫌いな人とかに対してはそんなことを思わない。嫌いな人はどうやったらオレの手を汚さずにあの世に送れるかを考えるからね。どうなるかなんて興味ない。

 コーヒーぶっかけたり、ビンタしたり、いきなりテーブルのものを投げてガラスを割ってみたり。そんなことをしでかして、どんなことになってしまうのか。ホント試したくて仕方がなかった。オレも子どもではないので、なんとか理性で抑えて、実行せずに来たけれども。逆に、1回くらいやっておけばよかったなと思ったりして。どうせ駐在員はすぐいなくなるわけだし。