バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

不動産広告を見ていると金銭感覚が狂ってくる

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バンコク郊外のムーバーン。

 今日は天赦日となにかの開運日が重なってて、2020年最後のいい日なんだとか。ただ、こういうのって海外にいる場合はどうなんだろうな。たとえば、この日の何時から何時までが特にいいというのは、日本とタイの時差をそのまま反映していいのだろうか。12時がいいと言っても、タイは10時だし、その場合にタイの10時がいいのか、タイも12時からなのか。これについて説明する占い師とかその関係の人っていない。知る限りで、だけど。日本在住者だけに向けないで、世界にいる日本語話者に向けてほしい。もうね、オレみたいなのは自力で努力するよりも神頼みなんだから。

 職業柄もあるし、家族もいるからってのもあるけど、わりと不動産の情報を見ていたりする。ああいうのって、どこかで情報収集されているんだろうね。最近、インスタとかほかのサイトとか、出てくる広告が不動産ばっかり。まあ、不動産はまだよくて、先月か先々月は、ヘルペスの広告ばっかりだったときがあった。なんか急にヘルペスがなんとかって出てきて、ヘルペスってなんだったっけ? って検索したのが運の尽き。そこからしばらくヘルペスだらけ。YouTubeの広告なんかお洒落な感じでなんだろうって観ちゃう。で最後に、ヘルペスって。今はもうなくなったけど。

 タイの不動産も今、すごいな。こんだけ不景気だって騒いでいるし、バンコクなんかコンドミニアムが供給過多で、かつ投資も厳しい状態になっているのに、新築戸建てなんて日本円で億超えているし。しかも郊外で。うちの近くのムーバーンなんかも、最初は2400万円くらいだったのが、今9000万円近くになっている。同じプロジェクト用地で、拡張して新しく家を建てているんだけど、新しい方がね。

 しかも、プロジェクト内でもいろいろな家がある中、高い方から売れているってんだから。すごいよなあ。

 日本の不動産も、特に東京だと戸建てやマンションは何億円もする物件ばかり紹介している。賃貸マンションの動画なんか、家賃が100万円超えていたり、高いヤツだと300万円とか。広くてきれいなんだけど、そこまで払うなら買った方がいいんじゃないかなって思ってしまう。そこに住める人、買えるだろ。なんなんだろうな。

 それで、そういう300万円とかの動画を観ていると、60万円の家賃とかむちゃくちゃ安く感じちゃう。高いって。前に無料誌の編集部で働いてたときにやっぱり不動産の広告を扱って、10万バーツの家賃を見たあとに3万バーツを見ると安く感じる。15年以上前の話だから、当時は家賃1万バーツだって高額って思ってた時代なのに。不動産広告は金銭感覚を狂わせるね。