バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

電子書籍を出したいと思いつつ

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電子書籍で出した心霊本の表紙。

 今日の画像は編集の段階でちゃんと縦になっている。なんなんだ、この縦画像が縦になったりならない現象は。

 画像は電子書籍で怪談をまとめたときのものだ。今はこれは販売していない。というのは、そのあとに晶文社から「亜細亜熱帯怪談」を出したので、そっちの方をより読んでほしいから。言わずもがな、画像の女はアムだ。一応これは言ってあるので、問題はないでしょう。

 なんかずっとやる気が起きなくて、活動が低迷し、そして収入が激減して、さらに鬱みたいになっていくという負のスパイラルに入ってしまい、しばらく電子書籍を出していない。やろうやろうと思いつつ、できないことでまた自分を卑下してしまい、さらに落ち込み、みたいな。

 でも、そんなことを言っていられないので、まずは1冊出そうかな、と。今回はなんだかんだで得意分野のタイ料理を主題にしてみようかなと。これまでは手っ取り早く、取材したことのあるネタや、GダイやDACOに掲載した内容を加筆修正してまとめたものを出版していた。今回は完全書下ろしで行こうかと思っている。

 元々タイ語を勉強したり、基礎的な部分を学んだのがタイ料理店でのバイトだったので、タイ料理は多少は知っているつもりだ。なにせ、まだタイ料理が一般的ではないころから見てきているので、22年以上のタイ経験から、タイ料理に関してはそこそこに書けると思う。もちろん料理人としてとか料理評論家的にではなく、ガイドブック的な話で。

 ただ、気合入れて書いているんだが、目次の計画段階で料理が40個くらいあるんだよね。そして、ひとつひとつに濃いエピソードなどを加えるので、分量がたぶん亜細亜熱帯怪談並み、紙の書籍なら500ページは余裕で超えそう。だから、分割するかどうするかを考えながら書いている。できれば今月中に出したいけどな。

 電子書籍はオレみたいな底辺ライターにはちょうどいい場所だと思う。チャンスもある。ただ、画像だけな、どうにかならないかな。キンドルは画像は独立して1ページになるので、雑誌とか紙の単行本のように文字を画像に回り込ませることができない。あれで無駄にページ数が増えるというか。画像の配置が難しいし、多く入れられないからもったいない。

 マンガのように画像ファイル的に本を作ればいいのだろうけど、そうするとフォントサイズを読者が自分で変えられないし。ま、回り込みができるようになると、フォントを変えたときに正しい位置に画像が出ないって問題も出てくるか。難しいな、こうやっていろいろ考えると。