タイの果物
タイの果物って、必ずしもおいしいと思わないんだよな。スイカとかみかん、リンゴ、ブドウ、パイナップルは絶対日本の方がおいしい。安いからいいけど、スイカとか全然甘くないし。やっぱりスイカは実が詰まったような日本のスイカの方がいい。
この画像の真ん中にあるピンクのものはドラゴンフルーツだ。どう見てもホヤだと思うんだけども。そして、割って食べてみると、感じとしてはキウイみたいな。まあ、味とか風味としてはクセがないので、ドラゴンフルーツはまだいい。ほかのトロピカルフルーツには甘みとかにクセがあって、どうしてもおいしいと思えない。
あと、ドラゴンフルーツの左にある果物。いつもライチと言ってしまうが、ランブータン。オナモミに似すぎてて、これを見るたびに人に投げつけたくなる。これもちょっとクセがあってオレは好きじゃない。
タイの果物で一番好きなのは、ドラゴンフルーツの上にあるマンゴスチンだ。トロピカルな色をしていないし、味もシンプル。難点は皮が厚い上にボロボロになるから、実に皮の一部がついてしまって、ちょっと渋いときがある。でも、日本ではなかなか目にしない果物だし、これが出回るとつい買ってしまう。
最近は以前のようなシーズンが果物になくなった。マンゴーなんかは4月5月にしか食べられないものだったのに、近年は通年で食べられる。専門店も増えて、外国人に人気のスイーツ店だったりするし。
とはいえ、通年食べられても、やっぱりおいしいのはシーズン中だ。中でもドリアンの人気は相変わらずすごいね。特にタイ人女性は好きだね、ドリアン。うちのアムも好きでよく買ってくる。物価指数からすれば結構高くて、いつも買うわけではないけど。身を丸ごと買って、その場で切ってもらい、実は油紙に包んで渡してくれる。確かに高級感があるね。
クサヤとか納豆と同じで、慣れなんだよな。チーズもそうだもんな。好きになったらたまらないんでしょう、ドリアンも。特に実は油ギッシュな、ねっとりとした果実なので、触感もいいのかもしれない。
って、推測なのは、オレはドリアンを食べたことがないからだ。匂いは嫌いではないし、食べられるとは思うんだが、酒飲みだからという理由で断っている。ドリアンはアルコールで分解されると急速にガスが出るので、それで胃が破裂するのだとか。
ってこれ、迷信らしい。単に食べ合わせが悪いってだけの話で、ドリアンで死んだ人がいるってのは事実ではないのだとか。ドリアン農家の人に聞いても、そんな理由で死んだ人なんて聞いたことがないという。むしろ、ドリアンのあのとげとげの身が直撃した方が致死率が高いようで。
でも、ここまでドリアンを避けてきたから、今さら食べたいと思わないというか。