バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ガイ・ホー・バイトーイ

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ガイ・ホー・バイトーイ。

 バイトーイはパンダンリーフだっけ。で、パンダンリーフってなにって言われるとわからないけど。その葉っぱに鶏肉を包んで揚げたものが画像の料理だ。意外とない店が多いのだけど、定番的なタイ料理ではある。中部料理なのかな。

 食べ方はこの葉っぱをはがして、中の鶏肉だけを食べる。そのままでも十分においしい。多くの店では黒蜜みたいな甘いタレを持ってくる。オレとしては昨日と同じ話になてしまうが、プリックナンプラーが合うと思う。日本の照り焼きですらあまり好きではないので、やっぱり肉は甘いくらいならしょっぱい方がいい。

 この料理があったらオレは基本必ず頼む。そして、初めて食べた人はみんなおいしいと言う。パンダンリーフの風味がついているかどうかはわからないけど、包んで揚げるというのはおいしさを包み込むんでしょうか。

 シンガポールで2回ほどペーパーチキンってのを食べたことがある。ホントそのままで、紙で鶏肉を包んで揚げているだけ。あたりまえだけど紙に味があるわけではないし、あれはどういった意味があるのだろうか。あるいは、塩をしみこませた紙で揚げているとか。

 でも、やっぱり店によって全然味が違う。一口サイズの鶏肉で、紙を破いてそれだけをたくさん食べる感じだったかな。ほかの料理も食べたかもしれないけれど、ペーパーチキンのインパクトが大きかった。シンガポールなので中華料理かと思うが、シンガポールに行ったらまた食べたい。

 包んで揚げると言えば、小学校の給食で出てきたロールチキンとかよかったな。アルミホイルに包んだ鶏肉の中にチーズが入っていた。揚げているのかどうかわからないけれど、人気の品目だった。献立表にあれがあると、みんな沸き立っていたような気がする。

 この前、子どもたちにも食べさせようと思って作ってみた。うまくいったら動画にもしようかなと。でも、分量とかレシピとか見ないから、オレ。アルミの隙間からチーズが噴出してきて死ぬかと思ったわ。油も跳ねるし、チーズが水鉄砲みたいに出てくるし。でも、出来上がったものはおいしかった。無理にアルミに包む必要はなかったなと。

 あとなにか包んで揚げるものってあるかな。ま、揚げるかどうかは別としても、包んで調理するものはいっぱいあるよな。美味しんぼ見ているだけでも結構な種類の包み焼きとか出てくるし。美味しんぼの中で包んで焼くものだったら乞食鶏と竹筒に魚を突っ込んで焼くやつがよさそう。