バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

生肉が食いたい

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 肉を生で食べるというのは、かつて寒冷地などの冬場にビタミンとか摂取しにくい栄養を得るための手段だったとされる。現代においては、基本的に獣肉の生食はする必要がない。

 でも、なんだろうね。生肉ってのはワクワクするよな。あれはなんだろう、人間ではあるが、動物の本能というか、そういうのもあるのだろうか。ライオンだとかトラがほかの動物に食らいつくのと同じで、人間もまた生肉に対して本能が反応するのだろうか。

 いずれにしても、ステーキだって焼肉だって、オレはレアが好きだ。若いころ、いや子どものころからそうだった。人と焼肉とか行くと、オレなんかは半生状態で食べてしまう。そうすると、周りの人はみな「それ焼けてないよ」という。わかっている。だから食っているんだっての。なんなら焼かないで食いたい。それに牛肉は別に半生でも問題ないでしょう、と。

 そういえば、初めてユッケというメニューがあることを知ったのは10代半ばだったかと。でも、高校生のころに焼肉に行くなんて、当時はなかったので、初めてユッケを食べるまでにはさらに数年を要する。当時バイトをしていたのはオレくらいで、周りはバイトしてなかったからな。バイク乗るためにオレは16歳になる前にバイト始めてたもので。

 それで、地元の友人らと安い焼肉チェーン店に行ったときにユッケがあって、注文するわけ。それでしばらく来なくて、ちょっとトイレに立ってさ。それでもユッケが来ないのよ。いくらなんでも遅いなと思って店員に聞いたらすでに持ってきていた。オレが席を外している間に来て、友人らはユッケを知らなくて焼いてしまったらしい。そういえば、卵と絡めたけどボロボロになって網の下に落ちた変な肉が来たと言っていたな。結局、初ユッケはさらにその後になるわけで。

 無知ってのはときに怖い。いや、怖いというよりももったいない結果をもたらすと思う。損をするというか。最近のオレで言えばIT関係かな。動画とかブログとか、こういうものを収益化する方法がイマイチわからない。どういう仕組みで、どう広げていくのか、全然理解できていない。根本部分で無知だから、発展形を勉強しても理解できないんだね。

 このブログだって2005年から始めている。一時期年に1回くらいしかアップしなかったときもあるけど、長くやっていて、始めたころはブログなんて言わないで、ウェブログって呼ばれてた。これも、もっとうまく考えていれば収益化できたろうに。かといって、今からなにができるのかもわからない。無知っていけないんだよ、ホント。