バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

今年の裏目標も掲げておこうかな

 まあ、まず表も裏も、目標は痩せることだな。とりあえず、やっぱり太っていると動きが鈍くなる。それは肉体的にも精神的にも。太っているヤツは大体怠慢だからね。言い訳がうまいんだ。普通の人はただでさえやらない理由を考えることがうまい。多くの凡人はまずやらない理由を決める。だから凡人はいつまでも凡人なわけだ。太っているヤツはその上を行くと思う。もちろん全員ではなくて、凡人の中の肥満な。

 あとはなんだろうな。海外移住だな。タイは波があるんだ、好きなときと嫌いなときと。観光では絶対に感じないことで、何年か住むと出てくるんだよ、そういう波が。タイっていいなと思っている期間と、ホントくそみたいな国だなって思う期間が交互に訪れる。で、オレはここ数年、ずっと嫌い期間が続いている。もしかしたら限界なのかもしれない。いや、根本的にはタイが好きなんだ。でも、嫌だなって、今は。

 結婚をして、タイと縁が切れるわけじゃないんだから、無理して身をタイにおいておく必要があるのだろうか。そう思うわけ。だったら心機一転、新しい場所に行ってもいいのではないか。

 これにはもうひとつ理由があって、ライターに限界を感じ始めている。タイの方が人生における生活期間が長くって、日本人と同じ感性とは言えない。でも、タイではタイで結局外国人なんだな。どっちとも言えない立場になっている。

 そんな中で日本人が増えてきて、面倒なのが増えてきた。日本人の品位を落としているって言いだすアホが多い。これ、年寄りが昔は日本は安全だったって言っているのと同じ。90年代後半とか2000年代前半見てみ。今よりヤバい日本人が多かったから。

 でも、オレみたいな長い滞在者はタイに慣れすぎてて、当たり前になっていることがたくさんある。新しく来た人はそこに目をつけて、そういう人がメディアに出てくる。オレは競争するためにライターになったんじゃない。だから、オレがオレがって前に出るのも嫌だし。

 同時に、一方ではそういう新しい人は案外タイ語ができない人も多いし、長くない分、誤解していたりする。でも、そういう記事の方が日本人には受けるんだよな。タイ人は日本人のこと、どうも思っていないんだよ。でも、そういう記事よりも、タイ人は日本人に憧れている! って方がウケるんだ。

 というわけで、最大の裏目標は、ライターをいつでも辞められる収入源を確保すること。これかな。なんかないかな。でも、本当にライターを辞めるつもりはないんだけどな。好きなんだ、この仕事が。子どものころは全然本を読まなかったけれど、高校生くらいから金があれば本を買っていた。いつかものを書く仕事に就きたい。そう思っていたから、今が一番いい。なんだかんだ、一番長く続いている職業だしな。だからあれだ、出版社に頼らなくてもいい仕事の仕方をみつけること、そしていつでも辞められる収入源も確保しておく。これだな、2021年の裏目標は。