バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

実は・・・

 実は、オレ、日本にいたりして。

 毎年9~11月は日本に出版社営業に来るし、去年はこんな状況だったけれども、婚姻ビザはタイと日本の往復は可能だし、まあいつも通り来るかなと、わりと気軽に。タイにいても日本にいても、パソコンさえあれば仕事になるし。どうにかなるか的なところもあった。

 でも、強制隔離とかタイは実施しているので、帰国には片道で50万円かかる。それだとなんかわりに合わないし、こんな機会でない限りはもう日本に住むこともないし、今回は長期滞在を覚悟してみるかなと。

 日本で年越しなんてもう20年くらいしていないし。冬も久しぶりだから、日本をエンジョイしたい感じも当初はあったかな。でも、予想以上にコロナが厳しいな。タイなんかよりずっとひどいというか。解明されていない以上、わかるまでは警戒するべきなのに、日本はみんなが持論を展開して、マスクしない人とかもいるしな。これじゃあ感染が増えるのは仕方がないか。

 タイも先月からまた飲食店が夜間営業禁止になったり、いろいろ大変なことになっている。ますます帰れなくなってきたわ。

 いずれにしても、タイにいてももう限界的なところもあった。日本に営業に来ても、ライター稼業にも限界があった。ただ、タイの場合は外国人なので、労働許可証だとか、就労に制限があって、そう簡単になにかできるわけでもなく。だから、日本にいる間に、日本人だからこそできることをなにかしたいなと。日本の文化がとかではなく、ホント、単純に労働許可証とか職業選択に制限がない中でなにかしたいなと。

 要するに、ライターだけでなく、ほかの稼ぎ方もないといけないんだなと、今回のこの諸々で痛感したので、なにか身につけてからタイに帰りたいなと思っている。

 今まで黙っていたのは、ほとんどの人に言っていなかったから。早ければすぐ帰るつもりだったし、長引いても、オレの拠点はタイだし、って。でも、こっちでいろいろ仕事をしていったり、このブログ、note、それから再開をしようと思っている動画もそうだけど、そろそろ日本にいることを言っておかないとネタとかいろいろに影響が出るかなと。

 ちょうど今月、共著とはいえ初めての単行本が出て10年になる。ある意味、ちょうどいい感じで節目がこんな状況というか。仕事もそうだし、生き方のスタイルも大きく舵取りして方向転換するタイミングになったなと思う。

 正直ね、日本はやっぱり合わない。なんか居心地がよくない。でも、なんでもあるなってのも感じる。日本はホント便利で裕福な国だよ。