バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

元祖たこ焼き会津屋

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 どういうわけか、オレは日本ではひとりで飲食店にあまり入らない。なんか嫌なんだよな。嫌っていうか、入りにくいというか。タイとか東南アジアだとかに旅行に行くと、基本的にはひとり旅なのもあって、ひとりで飲食店に入れるんだけれど。なぜか日本は苦手だ。

 でも、さすがに大阪にまで来てなにも食べないのもあれだしね。大阪は飯がうまいわけだし。初日は26日の夜に東京を出発して、深夜2時に着いている。土曜日はホテルを出る直前まで寝てたので、なにも食べないで会場に。でも、会場のオーナーで、元芸人のぶっちょカシワギさんが弁当を用意してくださってて。特別に大阪のものってわけじゃないけど、これがムチャクチャおいしくて。あのタイプの仕出し弁当みたいな形式の弁当でうまいって初めての経験だ。ご飯もいっぱいだったし。

 それで、なにか食べておかないとなと思い、いろいろ考えた。大阪でおいしいのはなんだろうか。土曜の夜は居酒屋に行ったが、ほとんどの店が時短で入れない。それで開いている店はどこも満席で。それでなかなか入れずに見て周っていたのだが、一緒に来てくれた関西方面で活躍するタレントのきのせひかりさんが大阪と言えば寿司、お好み焼き、串かつとかいろいろ挙げてくれてた。お好み焼きと串かつはひとりでは入りずらいし、寿司も予算的に厳しいかな。あとは思い出したところでうなぎとか。

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 うなぎは酒の細道の作者が描いた「う」ってマンガに大阪もおすすめとあった。それでマンガと言えば美味しんぼ。考えてみれば、数日前に大阪編を読んでいて、そこでたこ焼きの元祖って店があると。さすがに店の名前を思い出せなかったが、検索したら一発で出てきた。

 元祖の店は「会津屋」というところだった。マップを見ると、本店はちょっと遠い。13時までに会場に行くには厳しい。でも、支店がなんばにあると。会場からむちゃくちゃ近いし。というわけで、行ってきた。

 ここのたこ焼きはだし汁で粉を溶いているので、ソースをかける必要がない。また、どれがいいかわからない人には3種盛り(12個)と、4種盛り(16個)があった。元祖たこ焼き、ネギ入りたこ焼き、チーズ入り、それからラジオ焼きの4種盛りを頼んみた。

 普段、明るいうちはビールは飲まない。でも、さすがにたこ焼きを食べるときにはビールは不可欠。タコ焼きとビールのセットもあるのだが、オレとしては量が少ないので、4種盛りとビールにした。夜、東京に戻るのに運転する可能性もあったけれど、1杯しか飲まない上に夜なら8時間以上経過しているので、運転は大丈夫でしょう。

 ひとつひとつはかなり小さい。でも、本当においしかった。若いときに調理師免許を取ってたこ焼き屋をやりたいと思っていた時期がある。そのときにだし汁で粉を溶くことは考えていたことで、まさにオレが理想とするたこ焼きだった。