バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

煮干しラーメンって初めてかもしれない

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 大阪見物の中でたこ焼きを食べた。そうしたら、ビールを飲んだのもあって、なんか物足りなくなり。それで選択肢はふたつ。ひとつはたこ焼きの追加。もうひとつはどこかで食べる。

 それで寿司、うなぎはちょっと高いし、お好み焼きとか串カツは入りづらい。だから、ラーメンにしようかと。それでなんばの人気ラーメン店を検索してみた。できれば太麺、最悪細麺ではないものを探していたところ、ふと煮干しで出汁を取る店が出てきた。

 考えてみると煮干しラーメンって初めてかもしれない。魚粉を大量に投入する魚介系スープは何回かあるけれども、さすがに煮干しはなかったかな。煮干しラーメンに興味があったのもあって、ここにすることにした。ラーメンのマンガのひとつ「ラーメン発見伝」で主人公と親しいキャラクターでもある小池さんのラーメンが煮干しだったはず。だから、いつか食べてみたいと思っていた。

 そんなチャンスがここで来たわけだ。行って来た玉五郎はどうやら黒門市場に本店があるらしい。黒門市場トークイベント会場のすぐ近く。でも、たこ焼き屋にもっと近い支店がもうひとつあった。なんば店だったかな。そこに行くことにした。

 店は食券制だった。この時世だからなのか、元々なのか、カウンター席(カウンター席しかないけど)は木の板で仕切られていた。これがオレにはちょっと狭い。普通に座っているだけだと肩の幅よりも数センチほど広いだけ。だから、食べようとして腕を持ち上げると肘が広げられない。だから、とにかく食べにくい。あとでわかったけれど、カウンターの端っこなら問題なさそう。

 今回頼んだのは煮干しラーメンの特製。チャーシューがたくさん、さらに味玉もトッピングされる。麺は中太かな。とにかく香りがよくて、ホントおいしかったな。煮干しの香りは煮干し臭さというよりは、魚粉を使ったような、よくできたスープだった。

 店員、もしかしたら店長もいい感じの人だった。勝手にラーメンの写真とか動画を撮ってたけど、それについてなにか言うわけでもないし、おいしいですかとか、話しかけてくれる。嫌な人はいるかもしれないけど、オレは店員に話しかけられることは特に嫌ということはない。

 つけ麺も人気があるらしい。また、ネットで見ると新宿にも支店があるみたい。ただ、閉店という情報もある。

 いずれにしても、本店は黒門市場の辺りらしく、関西発の煮干しラーメンってことなのかな。これはいい店に出会った予感がするね。大阪に行くたびに足を運びそう。