バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ステーキを食べたい

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 ステーキ、食べたいな。ビエンチャンのヴァンドームで。バンコクにも同名の店があるけれども、たぶん系列でもなんでもないとは思う。とりあえずビエンチャンの店は家庭料理的なフレンチで、安い。食堂って感じなのかな。こんな状況で、ビエンチャンも外国人観光客がいないみたいだけれども、在住の方に訊いたら、ヴァンドームはちゃんと営業中だそうで。

 ここにはピザとか、いろいろな料理があるのだけれども、おすすめがステーキだ。噂では肉をパパイヤだかに漬け込んでいるとか。酢豚のパイナップルのように、肉を柔らかくする酵素があるのかね。

 実際に柔らかくて、非常においしい。なにより、安い。画像のひと皿で300バーツしないくらいだったはず。バンコクで同じ水準のステーキを注文したら倍はすると思う。クオリティーが非常に高い。ほかにもペッパーソースとかブルーチーズのソースがあった気がする。たぶんね。それらもおいしいんだけども、やっぱりシンプルなこのタイプが一番安いし、おいしい。

 やっぱりあれかね。フランスだったことがあるからおいしいのかな。オレが初めてビエンチャンに来たのはたぶん2003年で、凱旋門の周囲の公園はまだ工事中だった。なにせ、市街地に信号がほとんどなくて、あっても電気が来ていないくらいだった。メコン川沿いも公園になっているけれども、オレが初めて行ったときは川面が道路の真横まであったからね。全然違う。

 そのときはビザを取りに行ったんだけども、当時勤めていた会社のビエンチャン支店長にステーキ屋に連れて行ってもらった。実際にはそこはフランス料理店だったのだけれども、とにかくステーキがムチャクチャおいしかったことを憶えている。

 2000年代初頭なんて、そもそもバンコクにうまいステーキがほとんどなかった。それこそフレンチとかに行かないと。それも高くてね。あとは、スクムビット通りソイ22の横、ちょうどソイ33の向かいにニューハーフショーのシアターがあって、その裏にケイジャン料理のパブがあった。そこのステーキもおいしかった。高かったけど、当時の勤め先の社長がよく連れて行ってくれた。Tボーンステーキなんて20年前とかに日本ではそんなに見なかったと思う。ここで初めて食べた。うまかったな。

 最近はバンコクもステーキ専門店がいくつかあるみたいだけど、なんか高すぎて。家族を連れてちょっと行くにはハードルが高すぎて。ビエンチャンに行けば安く食べられるって思うと、なお足が向かなくなるんだよな。久しぶりにビエンチャンに行きたいな。