バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

季節が難しくなってきた

 22年ぶりくらいにまるっとひと冬を越えた。春になって暖かくなってきたはいいけれども、逆に難しいな今。12月から2月くらいまでのハノイのようだ。ハノイはこの期間はムチャクチャ寒い日もあれば、急に暖かい日が来たり、服選びが難しい。バンコクからだと長袖を持っていて邪魔になることもあるし、持っていかないと地獄が待ち受けていることもあるし。ハノイの12月をオレはまともな服で過ごせたことが一度もないくらい。

 日本もだいぶ暖かくなってきて、昼間はさすがに半袖は厳しいにしても、長袖で十分過ごせる。上着はいらない。ましてや、この冬を共に過ごしてきたフライトジャケットは不要だ。

 でも、やっぱり夜とか明け方は上着がないと厳しい。取材なんかで地方に行くときは上着がないと死ねるが、でも着てちょっと歩くと暑くなる。だからといって、持って行かないで過ごすこともできないという中途半端さ。

 昨日も友人と飲むので15時に出かけたが、暖かいから長袖で十分だと思って。でも、20時くらいに外出たらムチャクチャ寒い。雨が降っていたのもあったけれど。かといって、たぶん上着を着ると5分くらい歩いたらもう来ていられなくなるだろうって感じ。ホント、今服選びが厳しい期間だな。

 友人とは30年ぶりくらいに会った。変わったヤツだったが、久しぶりに会ってみれば相変わらず変なヤツだった。ツイッターでコメントをもらって、同級生というから誰だろうとメッセージ送って。彼は彼で、オレがムーの雑誌の方に記事を掲載してもらったのを目にしていたようで、オレの本名がそうそうあるものではないからわかったみたいだ。

 5時間くらい、酒を出している店を北千住で見つけて飲んで。会計しているときに雨が降っているのが見えて、したらば彼が「オレは守られているので外に出た瞬間に雨が止むぜ」なんて言い出し。で、外に出た瞬間、ゴロゴロゴロ~って雷鳴。全然守られていない。

 中学卒業してから会っていなかったので、ほぼ30年ぶりだ。で、思ったのが、オレも歳を取ったなと。30年前が中学高校のころなんだな。20代の子が生まれる前にすでに薄暗い青春時代を過ごしていたと思うとなんかなあ。

 そりゃあ北千住も地元もまったく見覚えがないくらいに姿が変わるよなあ。しかも、そのうちの20年は日本にすらいなかったからな、オレ。2002年9月に本格移住をしたけれども、その年だって1月2月はバンコク、3月から9月まで岡山にいたから、東京なんてなおわからない。年取ったなあ。